衆議院選挙を通じて感じたマイホーム(住宅)購入の資金計画で本当に大事な事とは?
FP木村FP木村

こんにちは、新潟の住宅ローン相談、資金計画専門のファイナンシャルプランナー(FP)木村です。 

4年ぶりの衆議院選挙が行われましたが皆さんは投票に行きましたか?

 

私はコロナ禍であり密になるのも心配でしたので家族そろって期日前投票を行いました。 

それなりに人もいましたが、係の方が密にならないよう誘導してくれたり、鉛筆はきちんと消毒済みのものを渡されるなど配慮いただき安心して投票を行うことが出来ました。 

さて、本日は今回の選挙結果を受けてマイホーム(住宅)購入の資金計画にも通じるものがあると感じ久しぶりに更新させていただきました。 

6分程度で読み終わる内容の記事ですので家事やお仕事のちょっとした間に是非お読みください!

選挙結果を通じて感じたこと1~中々新しいものに変えるのは難しい~

まず今回の衆議院選挙ですが、議席は若干減らしましたが自民党が単独過半数以上獲得で「絶対安定多数」を確保しました。

 

投票前までは自民党がかなり苦戦するのでは!!

 

といったような見出しがあちこちで見られましたが結果は皆さんご覧の通り。

 

投票率がほとんど横ばいだったため、大きく変わるほどの結果にはならなかったのでしょうか。(現状を変えたい方はあきらめムードで投票に行かず、現状のままでよいと思った方は投票に行き、といった具合に)

 

結果、新しい事をするって本当にパワーが必要なんだなぁ、今更ながら衆議院選挙を見て感じました。

 

マイホーム(住宅)購入の際の資金計画もしかり。

 

私が独立したころの10年前と比べれば比較にならないほどたくさんの独立系FPの方が増え、マイホーム(住宅)購入の資金計画の際は

 

まずはライフプラン、それを裏付けるキャッシュフロー表の作成が大事!!

 

という考えが広がっては来ていますが、マイホーム(住宅)購入の際の当たり前、になるにはまだまだほど遠いのが現状です。

 

議員の質の低下が最近はよく言われますが、それは議員本人だけではなく今までの当たり前が通用しなくなっているにもかかわらずそういった議員の方を選挙で当選させてきた私たちの責任でもあります。

 

マイホーム(住宅)購入の資金計画も今までお同じように銀行任せ、営業さん任せ、これが当たり前だと思い、出来るだけ自分達(売る側の人達のこと)が楽できる流れを変えない、という事が大きな原因の一つですが、結局はこれを良しとする私達(買う側の人達)の責任でもあります。

 

マイホームは完成までの期間は、その後その家で生活する時間と比べればほんのわずかです。

 

デザインや営業さんで建築会社を決める、というのは論外で、

マイホーム(住宅)購入の際の資金計画を銀行に丸投げ、営業さんに任せっきりという事に疑問を感じ、家を建ててからの生活をまずは真剣に考える、

これこそが本当の資金計画なんだ、というこれからの当たり前を私たち建てる側からしっかりと意識していく時代にそろそろ来ているのではないかなぁと感じた選挙でした。

 

選挙結果を通じて感じたこと2~でもあまり無茶しているところは淘汰されていく~

先ほど

 

中々新しいものに変えるのは難しい

 

今回の衆議院選挙の結果を見てそんなお話をさせていただきました。

 

ただ、そんな中でも今までにない変化が現れたのも事実です。

与党、野党問わずいわゆる「大物」と言われている政治家の方が何名も小選挙区で敗北しました。多くは訳の分からない比例代表制に助けられ復活していますが、そうでない方も結構いらっしゃいました。

 

今まで当たり前のように当選してきた方々が、その当たり前が通用しなくなった

 

そんなところでしょうか。

 

お名前を拝見すると色々と問題があった方が多いように感じますが、有権者の方は忘れていない、しっかりと見ている、という事でしょうね。

 

マイホーム(住宅)購入の際も最近は同じような事が言えます。

 

今までイケイケだった会社さんがあまり名前を聞かなくなった、

今までは近所の方や親世代からの紹介だけでやってこれた小規模の建築会社さんが立ち行かなくなってきている、

これは今回の選挙における「大物」と言われる方が落選した構図とよく似ているのではないかと感じます。

 

時代の変化に対応できず、今までの当たり前に胡坐をかいている建築会社さんは、建てる側の人達には選ばれなくなってきているという事です。

 

しっかりと工事を行う、

引き渡し後のアフターサービスをおろそかにしない、

というのは当たり前ですが

お金に関してもしっかりと相談に乗ってくれる、

専門家と連携している、

そんな今の当たり前をしっかりと行っている建築会社さんが最近は選ばれてきているような気がします。(今回の選挙で躍進した維新の会のような会社さんです)

選挙結果を通じて感じたこと3~それでも新しい当たり前は支持されていく~

今回の衆議院選挙、自民、立憲、共産などが議席を減らしている中大きく躍進したのが大阪を基盤とした維新の会です。

 

賛否あると思いますがばら撒きよりは、まずは支出の見直しなどしっかりと行い、その後に困っているところへしっかりと配る。一番まともな事を言っている感じがしました。

 

FP的に言わせていただければ、給与が増えない中でまずやるべきは家計の中に無駄が無いかの総点検、その後でしっかりと支出管理したうえで優先順位を付けて必要なところへ支出を行う。

家計に置き換えれば一番当たり前のことを言っていてとてもわかりやすい。

 

他の政党は現金給付だ何だと聞こえはいいですが借金してそれをばら撒く、と言っているのですから訳が分かりません。

 

今までの選挙と言えば、後者の方が圧倒的の多く、選挙前になると急に財布の中が膨らむようで耳障りの良い政策ばかりでした。

 

そんな中維新の躍進は「新しい当たり前が少しは根付いてきた」そんなふうに私は感じました。

 

マイホーム(住宅)購入の際の資金計画も同じです。

 

最近では以前とは比べ物にならないほど

 

お客様がマイホーム(住宅)購入後安心して暮らせる資金計画を重視している建築会社さんが増えてきています。

 

資金計画やローン相談は銀行に丸投げ、ではなくご自身達でしっかりと勉強してお客様に情報提供している建築会社さん、

我々のような専門家と協業して餅は餅屋ではないですが、専門家に依頼する建築会社さんなど、

今までの当たり前ではなく、よりお客様のことを考え新しい当たり前を根付かせている建築会社さんが会社の規模問わず増えてきています。

 

私はどちらかと言えば昭和世代なので古い側の人間ですが、マイホーム(住宅)購入において主役になる若い方々がこのような新しい当たり前を根付かせてくれていることをすごく力強く感じています。

 

年齢的には古い側の人間ですが、今までの慣例にとらわれない、耳障りのいい事ばかりではなく時には厳しいことも言える、そんな新しい当たり前を作っていくこれからマイホーム(住宅)購入の主役になるであろう若い方々を安心・安全な資金計画の面から応援させていただきたいと思います。

 

選挙結果を通じて感じたこと4~まだまだ半分は無関心、そこを変えていかないと~

今回の衆議院選挙での投票、結果を見てマイホーム(住宅)購入の際の資金計画にも通じるものがあるなぁ、と感じ書いていましたがだらだらと書いても仕方ないのでこの辺りで最後にします。

 

我が家の投票率は100%でしたが()、現時点での推定投票率は55.93%と先回よりは若干上昇したようですがほぼ横ばい。

4年ぶりの選挙という事もあり、また直前に菅前総理が辞任するなど注目もあったかと思いますがこの結果には少し驚きました。

 

半分近い方が気にしないというか、動こうとしないんだぁ、と。

 

マイホーム(住宅)購入の資金計画も同じような事が言えます。

実際マイホーム(住宅)購入を考えている方のほとんどは、資金計画については今までの当たり前でいいや、と考えているのではないでしょうか。

 

買う側の人達だけではなく売る側の人達も同じ、資金計画は銀行任せ、営業さん任せでいいやと。

 

目先の聞こえのいい事ばかり(○○銀行の変動が安いとか保証料が低いとか)そんな事ばかりに関心を持って先々しっかりと生活していけるのか?そこは確認しようとしない、

分からないからと言って自分から動こうとしない、そんな方が今回の選挙では約半数ですが、住宅購入に関してはまだまだ半数にも届いていないのが現状です。

 

正確な数字はどこにもありませんが、マイホーム(住宅)購入時の資金計画を考える際にしっかりとライフプランを作成し、それを裏付けるキャッシュフロー表を作成する方は10%もいらっしゃらないのが現実ではないでしょうか。

 

もちろんそんな面倒しなくてもしっかりと生活されている方はたくさんいらっしゃいますし、今まではそれで問題無かったのだと思います。

 

しかしこれからは、既に始まっていますが少子高齢化による年金不安や、労働人口減少による国力の低下、それに伴い税収が低下しての国の財政問題など、我々個人ではどうしようもない問題が山積みになっています。

 

せめて私達にできることと言えば、将来起こりうる色々な問題とお金の裏付けを事前に確認して、無理のない範囲で住宅の計画を立てる、教育資金、老後資金をしっかりと準備することではないでしょうか。

 

金利が低いとか保証料が安いとか、そんなことははっきり言ってご自身がマイホーム(住宅)購入をしてから生活していく期間を考えればたいした問題ではありません。

 

マイホーム(住宅)購入後どういった生活をしたいのか、その為にはどのくらいのお金が必要なのか、先が見えない今の時代だからこそ今までの当たり前は捨てていただき、これからの家づくりにおける新しい当たり前を意識しながら家づくりを進めていただきたいなぁ、そんなふうに感じた今回の衆議院選挙でした。

 

少し無理やり感もないわけではないですが(笑)

これからのマイホーム(住宅)購入においてライフプランの作成とそれを裏付けるキャッシュフロー表がいかに大事なのか、ご興味を持っていただけたら嬉しいです。 

 

弊社ではマイホーム(住宅)購入の際のお金のご心配を初回60分無料でお受けさせていただいております。

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