変動金利のメリット・デメリット
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新潟の住宅購入・家づくり資金計画専門ファイナンシャルプランナー(FP)の木村です。

 

本日は新潟で変動金利をご利用される方向けに、変動金利のメリット・デメリットについてお話しさせていただきたいと思います。

 

見た目の金利はどの金融機関でも一番低い変動金利ですが、メリット・デメリット理解して借りた後で、こんなはずではなかった・・・・、とならないようにしましょうね。

 

3分ほどで読める記事となっていますのでぜひ最後までお読みください!

変動金利を借りるメリット

既に住宅ローンをご利用中の方、これから住宅ローン利用をご検討中の方、

いずれにおいても一番利用の多い金利タイプが変動金利となっています。

 

勘違いされている方も多いのですが10年固定をはじめとした

〇年固定金利、というタイプの住宅ローンも変動金利商品となります。

純粋な固定金利というのは完済まで金利の変更のないものを言います。(フラット35など)

民間住宅ローンの実態調査
住宅金融支援機構民間住宅ローンの実態調査より

こちらはフラット35を取り扱う住宅金融支援機構が定期的に実施している調査ですが

変動金利利用者は約60%

固定期間選択型は約25%

合計で85%以上の方がいわゆる変動タイプの金利を選択しています。

 

日本人は90%近い方が何らかの生命保険に加入しているくらい

リスクに関しては敏感な国民性ですが

住宅ローンについては個人的には「リスク取る方が多いなぁ」という印象です。

 

変動金利の何がリスクなのか?

 

変動金利のルールや仕組みなどはこちらの記事をご覧ください!

変動金利のメリットとは?

変動金利のメリットは何と言ってもほとんどの金融機関では

どの金利タイプ商品よりも金利が低い

という事ではないでしょうか。

 

当然ですが金利が低ければ

毎月の返済額も少なく済みます。

 

新潟で住宅ローンシェアNO.1の第四銀行さんでは2020年6月現在こちらの金利になっています。

第四銀行変動金利(適用金利)
第四銀行様HPより

 

ご覧の通り変動金利が0.725%で見た目の金利では一番低い金利となっています。

 

変動金利と対極にある住宅ローンが長期固定金利タイプの住宅ローンですが、

その代表格であるフラット35の金利は2020年6月の再下限金利が1.29%(21年以上お借入の場合)となっています。

見た目の金利では0.565%変動金利が低くなっておりやはり魅力的に見えるのでしょうね。

 

金利低下時はその恩恵を受けることが出来る

 

もう一つの変動金利のメリットは

金利低下局面ではその恩恵を受けることが出来る

という事です。

 

変動金利は半年ごとに金利見直しが行われるというお話をこちらでさせていただきました。

 

当然金利が低下局面にある場合は

借り手側の金利も下がるためお得となります。

 

5年ルールがあるため毎月の返済額にすぐに影響がある

という事はありませんが

 

金利が低下することにより

毎月の返済額の中の利息部分が減り、元金部分が増え

結果支払う利息も少なくて済む訳です。

 

ただ、色々な状況から現在の変動金利の水準は既に 底 にあるといわれているので

これ以上の金利低下が見込めるかどうかは微妙ですが。

 

変動金利と固定金利の返済額の差はどれくらいなのか?

 

3,000万円を元利均等返済、35年返済、ボーナス返済無しで計算した場合

 

第四銀行さんの変動金利は 80,895円

 

フラット35はフラット35Sが使えて当初10年間の金利が

▲0.25%出来る場合 85,246円となり、当初の差額は 4,351円、

第四銀行さんの変動金利の方が毎月の返済額が少なくなります。

 

10年目以降フラット35は優遇金利が外れて、

通常金利へ戻るため2,000円程支払額がアップします。

 

これらを踏まえて、変動金利が35年間一度も金利変動が無いと仮定すると

約250万円程トータルで変動金利の支払額が少ないことになります。

 

因みに上記条件でフラット35の方がお得になる条件は

変動金利の6年目以降の平均金利が1.325%より高くなると、

総返済額ではフラット35の方がお得となります。

 

現在よりも約0.6%以上金利が上昇するかどうか?

 

日本人の国民性なら借入時点での返済額の差が5,000円程度なら

長期固定を選ぶ方がもう少し多くてもいい気がしますが

先ほどもお話しした通りぶっちぎりで変動タイプを選択される方が多くなっています。

 

金利が低くお得に見える変動金利ですが

利用者の半数近くが変動金利の仕組みや金利上昇時にどのくらいの返済額になるのか

理解していないという調査結果も出ています。

 

変動金利利用の際は金利上昇時のリスクは金融機関が負うのではなく

借り手側の我々がリスクを負うという事を理解し

 

リスクとうまく付き合っていく、回避する方法を

きちんと理解しておく必要がありますね。

 

変動金利のデメリットとは?

 

変動金利のメリットについてお話してきましたが

ここからは変動金利のデメリットをみてみましょう。

 

変動金利のデメリットはやはり

金利上昇局面では適用金利が上昇し、利息が増える事で元金の減りが減少し

将来的に未払い利息が発生、予定の年数で完済できなくなる可能性がある

という事です。

 

変動金利を借りている方の半数近くが

変動金利の仕組みや金利上昇時の返済額がどの程度になるのか

理解されていない

 

とある調査でこのような結果が出ています。

 

金利上昇時も変動金利特有の

 

5年ルール

1.25倍ルール

 

で暫くは返済額の上昇が無いため気にされない方が多いですが

何度もお伝えしているように金利上昇時は

返済額の中で元金と利息の割合が調整されており

利息分が増え、元金部分は減少しています。

 

変動金利を利用する際は

  • 常に現在の適用金利を意識する
  • 金利上昇時繰り上げ返済などでリスクヘッジできるよう計画性をもって利用する

これらが大事になってきます。

 

借りたら借りっぱなし

 

このような方は、変動金利の利用は向いていませんし

お勧めは出来ないので注意が必要ですね。

 

総返済額がいくらになるのか?先が見通せない

 

どんな有名な経済評論家や大学の先生でも

35年先までの金利を確実に予測できる人はいません。

 

変動金利のデメリットはこの予測できない金利に対して

大きな借り入れをして、結局総返済がいくらになるのかわからないという事です。

 

住宅ローンを利用する場合、結局は

家を買う = 住宅ローンを買う

という事です。

 

3,000万円で買った家が、変動金利を利用するという事は

4,000万円にも5,000万円にもなってしまう可能性があります。

 

特に住宅ローンの返済とお子様の教育資金準備が

時期的に重なるご家庭にとって先が見通せない、というのは

大きなリスクであり、住宅ローンを利用する上でのデメリットではないでしょうか。

 

新潟で住宅ローンの変動金利を利用する人が最低限知っておくべき変動金利のメリット・デメリットのまとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

変動金利のメリット、デメリットをお話しさせていただきましたが

如何でしたでしょうか?

 

お借入以降金利が動かない長期固定金利型と違い

半年ごとに金利の見直しがかかる変動金利は

常に金利上昇に備えたリスク管理が必要になってくる

住宅ローン商品です。

 

定期的に住宅ローンの点検、管理が出来ない方には

あまりお勧めできない金利タイプの住宅ローンです。

 

FP木村FP木村

5年間返済額は変わりませんが、いつの間にか金利は上昇しておりお子様の教育資金がかかり始めるタイミングで返済額が大幅に増加!

 

常に金利動向に気を配っていなければこのような事にもなりかねません。

 

見た目の金利の低さだけに惑わされずに、長く付き合う住宅ローンだからこそ安心、安全にご利用できるものを選択されることをお勧めします。

 

我が家には、私には、どのような金利タイプ、借り方・返し方があっているのか?

 

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