【新潟 住宅購入 相談】はじめての住宅購入は「安心予算⇒ローン⇒物件」で解決【中立FPが60分で整理】


「そろそろマイホームが欲しいな…」
スマホを片手に物件情報を眺めては、夢と現実の間でため息をついていませんか?
素敵なリビングの写真に胸が躍るものの、ふと



「新潟の長い冬、この家の光熱費ってどうなるんだろう…」



「子供の小学校、本当にこのエリアでいいのかな?」
と、次々にあふれる疑問符に、思考がフリーズしてしまうこともあるのではないでしょうか。
多くの方が、まず住宅展示場を訪れたり、手軽な無料相談カウンターのドアを叩いたりします。
ですが、もしあなたが「絶対に後悔したくない」と強く願うなら、その一歩を踏み出す前に、少しだけこの記事を読んでみてください。
私自身、新潟を中心にFPとして活動していく中で、これまで多くのご家庭の住宅購入をお手伝いしてきましたが、断言します。
後悔しない住宅購入の秘訣は、「始める順番」にあります。
この記事は、単なるノウハウをお伝えするものではありません。
あなたの漠然とした住宅購入のお金の不安を「これなら大丈夫!」という確かな自信へ、そして、少し気まずさもあった夫婦のお金の会話を「未来を語り合うワクワクの時間」へと変えるための、最初の羅針盤です。
タイトルにもある「安心予算⇒ローン⇒物件」という順番が、なぜあなたとご家族の未来を守る最強の戦略なのか。読み終える頃には、その意味を深くご理解いただけているはずです。
新潟での住宅購入、その「最初の相談相手」と「始める順番」を間違えていませんか?


マイホームを考え始めたとき、多くの方が無意識にやってしまうことがあります。
それは、真っ先に無料の相談カウンターへ行ったり、不動産情報サイトで素敵な物件を探したり、週末にふらっと住宅展示場へ足を運んだりすること。
気持ちはすごく分かります。
だって、家づくりってワクワクしますし、何より「どんな家に住めるんだろう?」というイメージを掴むのが一番楽しい瞬間ですものね。
しかし、実はこの「物件から見る」というスタートダッシュが、後々の後悔につながる落とし穴になりやすいのです。
後悔しない住宅購入の進め方比較なぜ「物件探し」から始めると、後悔につながりやすいのか?


結論から言うと、自分たちの「ものさし」を持たないまま、相手の土俵で戦うことになるからです。
例えば、スーパーに買い物へ行くとします。
「今晩はカレーにしよう。だから、じゃがいもと人参と…予算は1,000円以内」と決めていけば、迷わず無駄なく買い物ができますよね。
でも、「何となくお腹すいたな〜」とノープランで行ったらどうでしょう?
目についた特売のステーキ肉や、おいしそうなお惣菜に心が揺れ、「ちょっとくらいいいか」とカゴに入れてしまい、気づけば予算オーバー…なんて経験、ありませんか?
家づくりも、これと全く同じです。
自分たち家族の「安心予算」という最強の「ものさし」を持たないまま住宅展示場や不動産会社に行くと、営業担当者の巧みなトークや、素敵すぎるモデルハウスの魔法にかけられてしまいます。



「この物件、素晴らしいですね!月々の支払いは10万円ほど。今のアパートの家賃と変わりませんよ」



「頭金ゼロでも大丈夫です!皆さんそうですよ」
そう言われると、「なるほど、それなら私たちでも買えるかも!」と思ってしまいがちです。
しかし、その「買える額」は、本当にあなたの家族が「安心して返せる額」なのでしょうか?
子供の教育費、車の買い替え、老後の資金…そういった人生全体のイベントまで見据えた上での「安心予算」を最初に固めておかないと、いつの間にか「家のための人生」になってしまいかねません。
だからこそ、最初に相談すべき相手は、物件を売るプロではなく、あなたの人生のお金の計画を立てるプロ。
そして、始めるべきは物件探しではなく、予算決めなのです。
なぜ「予算決め」が先? 新潟であった工務店倒産の事例から学ぶ教訓


「予算より先に、どんな家が建てられるか知りたい!」
そのお気持ち、よく分かります。しかし、ここでお伝えしなければならない、少しだけ、シビアな現実があります。
実は近年、ここ新潟でも、ある工務店が突然倒産し、多くのご家庭が途方に暮れるという、大変悲しい出来事がありました。
もし建築会社が倒産したら…家づくりで最も避けたい事態
もし、契約し、着工金や中間金として数百万、時には数千万円を支払った工務店が倒産してしまったら、どうなるでしょうか。
工事は完全にストップします。支払ったお金が返ってくる可能性は、極めて低いでしょう。
そしてほとんどの場合、まだ存在しない「夢のマイホーム」のために組んだ、何千万円もの住宅ローンだけが残ってしまうのです。
これは、決して他人事ではありません。昨今の資材高騰や人手不足の影響で、会社の経営状況は、外から見ただけでは分かりにくくなっています。
ある事例から見えた「先に会社を決める」ことのリスクとは
先ほどお話しした新潟の事例で、心を痛めたのは、被害に遭われた方のほとんどが最近はやりの建築会社の紹介カウンター経由ということです。半分は全国規模の大手、残り半分は地元企業らしいのですが、この倒産した工務店は2期連続赤字で、きちんと調査していれば、ふつうは紹介できないケースではなかったかと思います。
全国規模の大手紹介カウンターでは、このような事態に備えて「保証制度」があるようですが、被害の全額が保証されるわけではないですし、保証にも色々と細かな条件があり、実際に今回のケースでも保証の対象にならない方もいたようです。
これは、特定の会社を責める話ではありません。ただ、構造として知っておいてほしいのです。
もし、あなたが「安心予算」という自分軸を持たないまま、先に建築会社を決めてしまうと、その会社の提案が、果たして本当にあなたの家族にとってベストな選択なのか、冷静に判断することが難しくなります。
例えば、その会社が少し無理のある資金計画を「大丈夫ですよ」と提案してきたとしても、比較する基準がなければ、信じてしまうかもしれません。経営が苦しい会社ほど、無茶な契約を取ろうとする可能性もゼロではないのです。
自分たちの「ものさし(=予算)」を持つことが最大のリスク管理になる
では、どうすれば自分たちの身を守れるのか。
その答えが、先に「我が家だけの安心予算」という、ブレない「ものさし」を持つことです。
予算という絶対的な基準があれば、建築会社からの提案を、自分たちの土俵で冷静に判断できます。
「この予算内で、私たちの希望を叶えつつ、健全な経営を維持できますか?」と、対等なパートナーとして話ができるようになります。
特に、雪国である新潟では、断熱性能や除雪スペース、冬場の光熱費など、初期費用だけでなく、住み始めてからのランニングコストも考慮した、長期的な資金計画が不可欠です。
予算決めは、夢を諦めるための作業ではありません。
あなたとご家族が、この先何十年も、新潟の地で安心して幸せに暮らし続けるための、最強の「お守り」を手に入れるための、最も重要なステップなのです。
後悔しない家づくりの鉄則は「①安心予算 → ②ローン → ③物件」


ここまでの話で、家づくりは「始める順番」が何よりも重要だとお伝えしてきました。
では、その絶対に後悔しないための「黄金ルート」とは何か?
それが、この記事のタイトルにもなっている「①安心予算 → ②住宅ローン → ③物件探し」という鉄則です。
一見、遠回りに見えるかもしれませんが、実はこれこそが、理想のマイホームにたどり着くための最短・最強の戦略なのです。一つひとつのステップが、なぜそれほどまでに重要なのか、FPの視点から深掘りして解説します。
ステップ1:ライフプランから導き出す「我が家だけの安心予算」
最初のステップ、それは「我が家だけの安心予算」を、徹底的に具体化することです。
これは、年収から計算される「銀行が貸してくれる額」とは全くの別物。「この先何十年も、安心して暮らし続けられる返済額」を指します。
では、どうやって算出するのか?
私たちFPは、「ライフプランニング」という手法を使い、ご家族の未来を“見える化”するお手伝いをします。
具体的には、「キャッシュフロー表」という、ご家庭の未来の家計簿を作成するのです。
- 収入の変化: 今後の昇給や、奥様の働き方の変化は?
- 家族のイベント: お子様の進学(中学から大学まで私立?県外?)、車の買い替え(10年後にミニバン?)、家族旅行の計画は?
- 老後の暮らし: 何歳まで働き、どんな生活を送りたい?
こうした未来予想図を、具体的な金額と共に時系列で並べていくと、
「子供が大学生になる〇年後が一番支出のピークだな」
「老後資金は〇歳までに〇〇万円貯めたい」
といった、お金の流れが一目瞭然になります。
この未来全体の収支バランスを見ながら、「他の夢や希望を一切圧迫せずに、住宅ローンに回せる上限額は、月々〇〇円、総額〇〇万円だ」と、根拠のある数字を導き出す。
これが、本当の意味での「安心予算」です。この数字さえ持っていれば、あなたはもう情報に振り回されることはありません。
ステップ2:予算内で最適な「住宅ローン」の戦略を立てる
安心予算という「目的地」が決まったら、次はそこへ向かうための「乗り物」を選びます。つまり、最も有利な条件で借りられる住宅ローンを見つける、作戦会議です。
ここでのポイントは、やみくもに探すのではなく、ステップ1で明確になった「我が家の価値観」を羅針盤にすることです。
- 金利タイプ: キャッシュフロー表を見て、将来の金利上昇にも耐えられる余裕があるなら「変動金利」も選択肢に。逆に、教育費ピーク時の支出が不安なら、返済額が変わらない「固定金利(フラット35など)」で安心を買う、という戦略が立てられます。
- 金融機関: 地元・新潟に根差した第四北越銀行などの対面相談できる安心感を取るか。それとも、手数料の安さを追求してネット銀行を選ぶか。安心予算が固まっているので、各銀行の「提案額」ではなく、「同じ借入額での条件(金利・手数料・団信)」を冷静に比較できます。
- 制度の活用: 新潟県や新潟市の補助金、子育て世帯向けの優遇(フラット35Sなど)といった、使える制度をフル活用する前提でシミュレーションします。
この段階で金融機関の「事前審査」を通しておくことで、「我が家は〇〇万円まで借りる準備ができています」という強力な交渉材料を手に入れることができます。
ステップ3:初めてここで「物件・建築会社」を探し始める
そして、「安心予算」というブレない軸と、「事前審査通過」というお墨付き。この2つの最強の武器を手に入れて、初めて「物件探し・建築会社選び」という冒険に出かけるのです。
もう、あなたは無防備ではありません。
不動産会社や建築会社の担当者との会話は、このように変わるはずです。
(Before)
(After)
完全に買い手(あなた)が主導権を握り、対等なパートナーとして家さがしを進めることができます。
さらに、もう一つ大きなメリットがあります。それは、家づくりの時間と労力を大幅に節約できるということです。
建築会社には、それぞれ得意とする価格帯やコンセプトがあります。予算を決めずに手当たり次第に見学するのは、例えるなら「欲しい服の値段も決めずに、あらゆるお店を一日中さまよう」ようなもの。貴重な休日が、疲労感だけで終わってしまいかねません。


しかし、最初に「我が家の予算は〇〇万円」とフィルターをかけてしまえば、見るべき会社の数は自然と絞られます。
情報過多の海で溺れることなく、自分たちの予算内で最高のパフォーマンスを発揮してくれる、本当に会うべき会社だけに集中できるのです。
これは、忙しい共働きのご夫婦にとって、まさに「タイパ(タイムパフォーマンス)の良い家づくり」と言えるでしょう。
素敵だけど明らかに予算オーバーな物件に心を奪われたり、営業トークに流されたりするリスクを避け、かつ効率的に家づくりを進める。
この順番こそが、10年後、20年後も「本当にこの家を買ってよかった」と心から思える、唯一の方法なのです。
最初の相談相手に「中立なFP」が最適な3つの理由





「なるほど、順番が大切なのは分かった。でも、最初のその相談を、誰にすればいいの?」
当然、そう思いますよね。
結論からお伝えすると、その最初の相談相手として、私たちのような特定の金融機関や不動産会社に属さない「中立・独立系のファイナンシャルプランナー(FP)」が最も最適だと、自信を持ってお伝えできます。
その理由は、単に「お金に詳しいから」ではありません。
あなたの家づくりにおける「利益相反(※)」を完全に排除し、あなたの家族の幸せだけをゴールに設定できる、唯一の存在だからです。
※利益相反…一方の利益になると、もう一方が不利益になる状態。例えば、不動産会社にとっては「高く売れること」が利益ですが、あなたにとっては「安く買えること」が利益ですよね。
具体的に、3つの理由を解説します。
住宅購入における最初の相談相手の役割比較理由1:私たちは「家を売るプロ」ではなく、「あなたの家計を守るプロ」だからです
これが、最も本質的な理由です。
不動産会社や建築会社の担当者も、素晴らしいパートナーです。しかし、彼らのビジネスのゴールは「家を売ること(建ててもらうこと)」であり、その対価として仲介手数料や利益を得ます。
一方、私たち独立系FPの報酬は、あなたからの相談料のみ。
これは何を意味するか?
つまり、私たちはあなたの家づくりにおいて、唯一完全に「買う側(あなたの側)」の視点に立てる専門家だということです。
- 家計の「門番」になれる: 素敵すぎるモデルハウスや、営業担当者の「大丈夫ですよ!」という言葉の前に、まず私たちが立ちます。作成したライフプランという客観的なデータに基づき、「その予算は、ご家族の将来にとって本当に安全ですか?」という冷静なジャッジを下す、いわば家計の最後の砦(とりで)としての役割を果たします。
- 「NO」と言える唯一の存在: もし、あなたが検討している物件が、ライフプランに照らして明らかにオーバースペックであれば、私たちは笑顔で「その物件は、やめておきましょう」と正直にお伝えします。これは、紹介料などのしがらみがないからこそ言える、最も誠実なアドバイスだと考えています。
理由2:「銀行が貸してくれる額」と「あなたが安心して返せる額」の【致命的なズレ】を正せる唯一の専門家だからです
前の章で解説した「ライフプラン」や「キャッシュフロー表」。
これは単なる未来の家計簿ではありません。あなたの家族の夢や価値観を、具体的な「数字」という共通言語に翻訳する作業です。
銀行の住宅ローン審査は、あなたの「ライフプラン」までは見てくれません。
あくまで年収や勤務先といった情報から、「この人には〇〇万円まで貸せる」という上限額を機械的に算出するだけです。
しかし、その上限額には、
「お子さんを大学まで行かせる費用」
「10年後に車を買い替える費用」
「大好きな家族旅行に毎年行く費用」
も、一切考慮されていません。
私たちは、その【致命的なズレ】を埋める専門家です。
住宅ローンという「点」で考えるのではなく、お子様の進学からご自身の老後まで、人生という「線」で捉え、すべての夢を叶えた上で、それでも安心して返せる金額を算出します。
これは、建築のプロでも、不動産のプロでもなく、人生のお金全体の流れを俯瞰(ふかん)する訓練を積んだFPだからこそできる、専門的な技術なのです。
理由3:新潟の「見えないコスト」まで含めた、血の通った資金計画を立てられるからです
家づくりは、地域性が色濃く反映されます。
ネットで調べた一般的な知識だけでは、新潟の家づくりはうまくいきません。なぜなら、そこには雪国特有の「見えないコスト」が存在するからです。
- 冬場の光熱費は、一般的な都市部の1.5倍以上になることも珍しくありません。その差額は30年間でいくらになるでしょう?
- 高性能な断熱材やサッシの初期費用は高いですが、長い目で見れば光熱費を抑え、結果的に「お得」になるかもしれません。
- 最近は県内都市部でもまとまった雪が降るケースがあります。そこに備えての対策なども必要になってきます。
私たちは、新潟に根を張るFPとして、こうした新潟の気候風土や経済状況を踏まえた、地に足の着いたアドバイスを大切にしています。
第四北越銀行をはじめとする地元の金融機関の最新動向や、毎年のように変わる新潟県・新潟市の補助金情報まで熟知しているからこそ、机上の空論ではない、血の通った資金計画をあなたと一緒に作ることができるのです。
FPとの60分相談が生み出す「3つの変化」【未来シミュレーション】


「FPに相談すれば、お金のことがわかる」
それは、私たちの仕事のほんの一側面にすぎません。
特に、私たちの初回60分相談は、単なる資金計画の入口ではありません。
家づくりという壮大な旅を始める前に、ご夫婦が同じ地図を手にし、同じ目的地を向いているかを確かめるための、最も重要で、最も価値のある「作戦会議」です。
なぜなら、お金の話の前に、夫婦間での「気持ちのズレ」があると、どんなに完璧な予算を立てても、計画は必ずどこかで座礁してしまうからです。
この60分が、あなたの思考、夫婦関係、そして行動に、具体的でポジティブな「3つの変化」をもたらします。
変化1:【夫婦の変化】個人の夢が、一枚の「家族の未来図」に変わる
「広いリビングが欲しいな…」(夫)
「私は、家事動線が良い方が…」(妻)
「家、欲しいね…(でも、相手が本当にどう思っているか、少し怖いな…)」
家への想いはあるけれど、それはまだバラバラの「個人の夢」。お互いの心の奥底にある価値観や、言葉にしていない将来への不安に触れるのが少し怖くて、つい表面的な会話に終始してしまう…。
私たちは、まずあなたにこう問いかけます。
「どんな家が欲しいですか?」ではなく、「この家で、家族とどんな時間を過ごしたいですか?」と。
私たちは、ご夫婦の間に立つ、中立な「対話のナビゲーター」です。
「子どもが大きくなったら…」「お互いの働き方は…」「大切にしたい時間は…」
こうした問いを通じて、普段は照れくさくて話せないような、お互いの本音や価値観を、一つひとつ丁寧に紐解いていきます。
すると、今までぼんやりとしていた”個人の夢”が、一枚の模造紙の上に、くっきりと輪郭を描き始めます。
「そっか、君が大切にしたいのは『家族団らんの時間』で、僕が譲れないのは『一人の時間』。じゃあ、その両方が叶う間取りって…?」
お金の話は、まだ一切していません。
しかし、この対話を通じて、ご夫婦は家づくりにおける「家族の憲法」とも言うべき、ブレない共通の価値観を手に入れるのです。
気まずい沈黙は、お互いを深く理解しあう、温かい対話の時間へと変わります。
変化2:【思考の変化】漠然としたお金の不安が「未来を守るための羅針盤」に変わる


「銀行のサイトだと4,000万円借りられそうだけど、本当に大丈夫かな…」
「結局、数字の話は苦手だな…」
自分たちの価値観(=地図)がないまま、お金(=羅針盤)の話をするから、不安だけが大きくなる…。
変化1で「家族の未来図」という、ブレない目的地が定まった後で、初めて私たちはお金の話をします。すると、不思議なことが起こります。
今まで不安の種でしかなかった「お金」が、自分たちの夢を叶えるための「心強いツール(羅針盤)」に変わるのです。
「なるほど!私たちが描いたこの未来図を実現するためには、住宅ローンに使えるお金は〇〇万円が上限なんだな。これは、我慢じゃなくて、未来を守るための戦略なんだ!」
FPが提示する「安心予算」は、単なる数字ではありません。
ご夫婦で作り上げた「家族の未来図」という想いを、裏付けし、守り抜くための、具体的な根拠です。
この思考の変化が、お金に対する苦手意識を「自分たちの未来をコントロールする」という、前向きな意識へと変えていきます。
変化3:【行動の変化】物件探しが「家族の物語を紡ぐ場所探し」に変わる
「どの会社が一番安くて、性能がいいんだろう…」
「とりあえず、たくさん見学しなきゃ…」
明確な基準がないため、情報に振り回され、ただただ消耗してしまう…。
「家族の未来図(地図)」と「安心予算(羅針盤)」を手にしたあなたの行動は、劇的に変わります。
もう、手当たり次第に物件を見る必要はありません。あなたの行動は「家というモノ探し」から、「私たちの物語の舞台となる、最高の場所探し」へと進化します。
建築会社の担当者にも、こう伝えられるようになります。
「これが、私たちの家族が大切にしたい暮らしのイメージです。そして、予算は〇〇万円。この想いと予算の中で、私たちにとって最高の提案をしてください」
家づくりは、受け身で進めるものではなく、自分たちが主役となって能動的に創り上げていく、最高のエンターテイメントになるのです。
FP相談がもたらす3つのポジティブな変化よくある質問とその回答
- Q1. 無料の住宅相談カウンターと、有料のFP相談、どう使い分ければいいですか?
-
まずはFPに相談し、ご自身の「安心予算」と「家づくりの軸」を固めることをお勧めします。その上で、具体的な建築会社を探す段階になったら、無料相談カウンターも情報収集の一環として活用するのは有効な手段です。順番を間違えないことが何よりも重要です。
- Q2. 相談したら、必ず家を買わないといけませんか?
-
もちろん、そんなことは一切ありません。ご相談の結果、「今はまだ買うべきではない」という結論になることもあります。私たちのゴールは家を売ることではなく、あなたの家族が将来にわたって幸せでいること。安心して、現状の確認のためにお越しください。
- Q3. まだ頭金も貯まっていないし、年収も低いのですが相談できますか?
-
はい、もちろんです。むしろ、そういう段階の方にこそ、早めにご相談いただきたいです。これからどのように貯蓄計画を立て、いつ頃を目標にマイホームを目指すのが最適か、という未来の作戦会議を一緒にしましょう。焦る必要はまったくありません。
- Q4. 夫婦で意見が合わないのですが、一緒に相談した方がいいですか?
-
ぜひ、ご夫婦ご一緒にお越しください。意見が違うのは当然のことです。第三者であるFPが間に入ることで、お互いの本音や大切にしたい価値観を冷静に整理でき、対立ではなく「対話」で解決の糸口を見つけるお手伝いができます。
- Q5. 相談に必要な持ち物や準備はありますか?
-
初回相談では、特に何も必要ありません。「マイホーム、どうしようかな」という、そのお気持ちだけお持ちください。もし、源泉徴収票や家計簿などがあれば、より具体的なお話も可能ですが、まずは手ぶらで、お気軽にいらしてください。
まとめ
家づくりは「どんな家に住みたいか」の前に「どんな暮らしをしたいか」を夫婦で共有することから。お金の話の前に、まずはお互いの価値観をすり合わせる対話の時間が、後悔しないための最も重要な土台となります。
後悔しないための鉄則は「①価値観の共有 → ②安心予算 → ③ローン → ④物件探し」の順番。この流れを守ることで、情報の渦に巻き込まれることなく、常に自分たちが主導権を握った家づくりを進めることができます。
特定の会社と利害関係のない、中立なFPはあなたの家族の利益だけを100%考えて伴走できる唯一の専門家です。家計の「門番」として、客観的なデータに基づき、あなたの家族の未来を守るための最適な提案をします。
FPと導き出す「安心予算」は、単なる数字ではありません。教育費や老後資金といった、家族の夢をすべて守り抜くための具体的な根拠です。このお守りがあれば、営業トークに惑わされず、自信を持って決断できます。
何から手をつければいいか分からない時こそ、専門家を頼ってください。初回相談は、具体的な計画を立てる前の「心の交通整理」です。漠然とした不安を言葉にするだけで、気持ちが軽くなり、次の一歩が見えてきます。